遺品整理はご家族が行った方が良いのか、それともご家族以外の相続人が行った方が良いのか、あるいは遺品整理業者に丸投げしてしまうのが良いのかなど、いろいろな考え方があります。
まず、相続に関する部分は相続人全員で遺品整理を行うことをお勧めします。
例えば不動産に関するもの、現金、預金に関するもの、骨董品に関するものなど。
金銭が絡むものは相続人全員が遺産を理解して遺品整理を行うのが望ましいです。
特定の人物のみが遺品整理に関わってしまうと、その人物しか知り得ない情報を得てしまう可能性があります。
ただ実際問題、相続人全員が常に遺品整理に関わるのは都合上難しいケースもあるでしょう。
そういった時は最初だけでも良いので重要書類の仕分けのみ関わって、他の遺品整理は対応できる人、あるいは専門業者に依頼する形でも良いでしょう。
特に私物が多い場合は相続人全員が遺品整理を行ってもなかなか片付けが進まないこともあります。
特に相続に関係ないものでしたら、むしろ業者に協力してもらって速やかに片付けてしまったほうが良いでしょう。
その方が契約関連の打ち切りや継続がスムーズになり、無駄な費用を払わずに済みます。
生前整理出来る部分は予め行っておくと、相続人同士のトラブルも起きず、円滑に整理できます。